論文(一般の方向け)

腸内細菌の乱れがリバウンドの原因になる ~リバウンドの一因が解明された!?~

頑張ってダイエットをしても、気をぬくと一気にリバウンドしてさらに体重が増えてしまうことありますよね…。

ここではイスラエルのワイツマン科学研究所が発表した

マウスを使ってリバウンドに原因を調べた論文を解説します。

この論文の要点は以下になります。

・一度太ると腸内細菌が乱れる

・腸内細菌の乱れはダイエット後もしばらく続く

・腸内細菌が乱れることでリバウンドしやすくなる

・腸内細菌が乱れるとフラボノイドが分解される

・フラボノイドを摂取することでリバウンドを抑えられる

今回の論文はこちら

Persistent Microbiome Alterations Modulate the Rate of Post-Dieting Weight Regain

マウスもリバウンドする

この論文では、リバウンドの原因を探るためにマウスに高脂肪食を食べさせて、一度太らせ、普通食に切り替えてダイエットが成功した後に高脂肪食を与えました。

そうしたところ、ダイエット後に高脂肪食を食べるとはじめに太らせた時よりも太りやすくなることがわかりました。

つまり、マウスもリバウンドしたときには体重が増えやすいわけですね。

腸内細菌の乱れがリバウンドの原因である

リバウンドの原因を探るために、腸内細菌の変化を調べたところ、太る前と後で腸内細菌が大きく変化することがわかりました。

さらに腸内細菌の変化は、ダイエットに成功した後でもしばらく続くこともわかりました。

そこで腸内細菌がリバウンドの原因になっているのかを調べることにしました。

マウスを太らせたあとに、薬の投与し腸内細菌を除去すると、リバウンドのときの体重増加が抑えられることがわかりました。これは腸内細菌の乱れが、リバウンドの原因となることを示しています。

腸内細菌がフラボノイドを壊すことがリバウンドの原因となる

では腸内細菌が乱れるとなぜリバウンドしやすくなるのでしょうか?

腸内細菌が乱れたときに、マウスの体で何がおきるかを調べたところ

フラボノイドの一種であるアピゲニンとナリンゲニンが減っていることがわかりました。

フラボノイドはポリフェノールの一つで、果物や野菜がもつ成分です。

これがリバウンドの原因であると考えられました。

そこでリバウンドするまえにフラボノイドをマウスに摂取させたところ、

フラボノイドを摂取するとリバウンドが抑えられることがわかりました。

アピゲニンとナリンゲニン(フラボノイド)を含む食べ物

アピゲニンとナリンゲニンを含む食べ物を調べてみました。

*これらの食べ物を食べることでダイエット効果が表れることを保証するものではありません!

アピゲニンを含む食べ物

・グァバ

・グレープフルーツ

・パセリ

・セロリ

ナリンゲニンを含む食べ物

・グレープフルーツ

・オレンジ

・トマト

マウスを使った実験ですが、リバウンドがなぜ起きるのかの一因が解明されています。

この研究が発展して、リバウンドを防ぐ薬が開発される未来も近いかもしれませんね。