RNA work

RNA sampleを雑に扱うとどうなるのか ~手と唾液によるRNAの分解~

今日は面白い記事を見つけたので紹介していきます。以前の記事でRNAの分解の防ぎ方を紹介しました。そこでも書きましたが、私はRNase(RNA分解酵素)を持っているので私たちの汗や唾液、手などからRNaseがsample中に混入するとRNAが分解する恐れがあります。そこで普段はマスクやグローブを付けて実験をする人も多いかと思います。しかし、本当にマスクやグローブが必要であるのかを検証した人は少ないのではないでしょうか。

RNAを分解から守る方法と考え方~解説記事~この記事では、RNAを扱う上での注意事項を説明してきます。RNAはとても分解しやすいので、注意事項を抑えて作業をすることがきれいなRNA...

今回はThermoFisherのサイトで実際にRNAサンプルを雑に扱うと分解するのかを検証していたので紹介します。詳細はリンクを掲載しておきますので元の記事を参考にしてください。

www.thermofisher.com

私は、結論だけ簡単に書いていきます。

検証1: グローブと素手でRNA sampleを扱うと分解に差が出るのか

結果1: グローブと素手で作業をしたところ、両sampleの間に明確な差はありませんでした。おそらくしっかり実験ができる方が検証をしていると思いますので妥当な結果だと思います。

検証2: 手の上にRNA sampleを15秒放置し、室温に1時間放置をするとRNAは分解するのか。またRNA sampleに唾液を混合した場合はどうか。

結果2: こちらの検証では、手に放置したものでは8 sample中5 sampleでRNAの分解が見られました。また、唾液を混合させたものではもちろんRNAは分解していました。

この検証はとても面白いものですね。改めて勉強になりました。やはり手にはRNaseが存在しているようなので、まだ実験に慣れていない人はグローブを着用の上実験をしたほうがよさそうですね。しかし、手が触れているということは、他にもいろいろな影響が出るので、グローブをしていれば全てOKというわけではないという点には注意指定ください。しっかり注意して実験をしていけばすぐに上手になるので頑張ってくださいね。